4年に一度のビッグイベントに向けて、韓国国内から厳しい論調が上がっている。

 韓国メディア『韓国日報』は1月31日、「パリ五輪メダル展望に赤信号が点灯した理由とは」と銘打った記事を掲載。韓国選手団のパリ五輪でのメダル獲得を予想する記事内容となっているが、かなり悲観的な内容となっているのだ。

【画像】東京オリンピックで輝いた「日本人メダリスト」を一挙紹介! 記事では、「韓国選手団の2024パリオリンピック展望はそれほど明るくない。1976年のモントリオール五輪の50人以来、参加選手数は歴代最低になることが有力な状況で金メダル5、6個が現実的な目標となっている」と現状を綴っている。

 韓国は団体球技種目が五輪予選で悉く大不振に陥り、パリ五輪の選手団は総勢200名を下回る可能性が大きいという。1月30日までにパリ五輪の本選出場権を獲得した団体の球技種目は女子ハンドボールだけで、「88年ソウルと96年アトランタで銀メダルを獲得した女子ホッケーと男子ホッケーは2大会連続で本選出場を阻まれた。バスケットボールも男女ともに苦汁を飲まされ、男子ハンドボールと女子サッカーもすでにチケット獲得に失敗」と惨憺たる結果を嘆き、今年世界最終予選が行なわれるバレーボールに関しても「本選進出が希薄だ」と弱腰だ。一方で、「それでも男子サッカーが来る4月にU-23アジアカップで五輪チケットを狙う」と、最後の砦のように男子サッカーに望みを託している状況だ。

 過去に強さを誇っていた個人種目の柔道、レスリング、ボクシングについても2大会連続で金がなく、「没落が激しい」と嘆いている。そんななかで有望視されるのが“世界最強”を自負するアーチェリーで、東京五輪では金メダル6個のうち4個を同種目で獲得。そのほか、バドミントン、水泳、陸上、卓球、テコンドーで「金メダルを期待できる」という。ただし、いずれの種目にも強力なライバルの存在があり、「大きな壁のように感じられる」としてメダル獲得が一筋縄ではいかないことを覚悟しているようだ。

構成●THE DIGEST編集部
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